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15th Anniversary

愛芽15周年企画/回想
Story of "meme"
2009-2019

愛芽は今年8月13日に15周年を迎えます。
それは奇跡の連続でした。普段振り返る事が無い過去を回想し、
1年間かけて2019年迄の作品を紹介してゆこうと思います。

愛芽のストーリー/1999-2009

専門学校で彫金に始めて出会い、運よく彫金師としての経験も積み、創作に対する自身が求める想いと葛藤から独立したい!ただその想いから、あらゆる準備、経験を経て過ごした10年目、自由に創作を始められる喜びと希望を胸に、共同アトリエでプレオープンし、翌年廃材を貰ってきて自宅の倉庫を自ら改装しスタートした。温めてきた過去の作品と、無駄と思えた過去のあらゆる経験が全て、此処に活かされている事を初めて実感する事が出来ました。

I discovered metal carving at a vocational school and was fortunate enough to gain experience as a metal carver. I want to open a business someday! With this in mind, after 10 years of preparation and experience, we pre-opened our joint atelier with the joy and hope of being able to start creating freely.The following year, we renovated our own warehouse using scrap materials and opened our own atelier. For the first time, I realized that all of my past works and past experiences that I cherished were being utilized here.

 ●●●Bricolage Atelier/2010●●●

中川村にある額縁屋タクラマカンにお願いし、 廃材を集めて生まれたブリコラージュのアトリエ。 この倉庫は父が若かりし頃に立てた車庫兼倉庫。 たまたま大量に出た木の廃材。昔の小学校の窓、昔の病院の扉、要らなくなった照明… 自宅の古い倉庫は、愛芽のアトリエとして新たに生まれ変わりました。

このアトリエも一つの作品です。

An atelier of bricollage created by collecting waste materials. This warehouse is a garage and storage that my father built when he was young. The old warehouse at home has been reborn as an atelier of "meme". This atelier is also a work of art.

 The cosmic of “meme”
2007(独立前)/2010(独立後)作品

わたしが旅する宇宙の惑星
宇宙をモチーフにした作品
2007の作品は写真に無い作品も
確か2点くらいあった

A planet in the universe where I travel.
A work with the universe as a motif.

あの頃は大した知識もなく何も知らない
自分の事もよくわからない私だったけれど

作品を見ると何かした感じ取っていたあの頃

999-2008 名古屋
 

1999年 専門学校で彫金を学び、卒業して「SILVER FIELD」「櫻」の2店舗で働き経験を積ませて頂いた。
週1日のお休みは専門学校の講師が運営している彫金教室「zizi」で、宝飾技術を学ぶ日々。
そんななかで生まれた作品たち。
これらもほぼ全てお嫁入りした事に感謝✨
非売作品は今も飾っています。
名古屋で彫金技術を習得した最初の3人の職人の中の2人に教えて頂き、学ばせて頂けたという幸運。1店舗目、ziziの原さんが紹介してくれ一週間筋をみて採用してくれた師匠青山さん(Silver field)は私がまだ名古屋にいる頃若くして亡くなった。まだまだ若かったあの頃、どうしても辛くなって飛び出すように辞めてしまったけれど、その後も怒ることなく気にかけてくれたことを知って涙。初めてのお給料5万のお金の有り難さはは今も忘れない。そして今の愛芽のアトリエのスタイルの見本となったお店「櫻」。型にはまらないちょっと変わったその宝飾店は、カオスで様々な職種のお客様がやって来た。時に反社と呼ばれるお客様もいたが、ここではとても優しかった。様々な人間模様の中で、人種、職種関係なく世間とは一線を引いたような、いつも温かな場所だった。愛芽という、私の基礎を作って下さった3人の偉大なる師匠に心から感謝を込めた私の回想録

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History and thoughts
-愛芽の始まりと想い-

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愛芽は2009年8月13日より共同アトリエでひっそりとオープン。翌年4月に現アトリエを構えました。

いつの時代も愛され、喜んでいただける作品創りを目指して、時代の変化と共に愛芽自身も変化しながら有難くも20年以上変わらずに、彫金という仕事に携わり創作を続けさせて頂いております。

彫金という技法をメインに、自身の世界観から生まれるものづくりや、アートを追及しながら一つ一つ手作業で想いを込めた創作をして参りました。そんな愛芽が、様々な経験を積ませて頂く中で、テクノロジーの発展と共に、あらゆる物や事が機械的で心を無くしがちな現代の創作表現に、人間にとって最も重要だと行き着いたのが、目には見えない「心」を大切に、人の心の豊かさや、生きる力を与えてくれる『愛』を込めた創作をする事です。

彫金を始めた当初から自身の創作表現には水(水滴)があり、そこから作品の全てに滴を飾るようになりました。

水はこの世になくてはならないないものであり、愛芽が込める水の創作品には、愛、浄化、潤い、循環、癒し、誰もが唯一無二の大切な存在であるという想いを込めています。そうして9年目を迎えた頃、ふっと耳に飛び込んできた「銀の滴ふるふるまわりに 金の滴ふるふるまわりに…」というアイヌの梟の神様が唄う神謡のフレーズが、私の中で共鳴し現在のブランドネームに至りました。

持続しない一時的な幸せではなく、愛から得られる幸せはどんなに辛く悲しい事があっても、前を向いて乗り越える大きな力となり、苦境の中からでも幸せを見つけ、感じ、人を思いやる心や、正しい判断力を持つ事ができます。

それらは依存や不安感というネガティブな心を、自律や安心感といったポジティブな心に変えてやがて平和な心に導いてくれるのだと愛芽は確信しています。

100年後も200年後も愛されるアンティークと呼ばれるジュエリーを目指して、これからも温かな装飾と共にアートを表現し、沢山の人の心に寄り添える愛を込めた創作を続けて参ります。

何故アトリエで新作展をするのか

愛芽は自身のアトリエ以外では殆どと言っていいほど展示会をしていません。特に新作展に限っては全くと言っていいほどです。よくお客様にこの場所以外で展示会はしないのですか?どこかほかの場所で出展はしないのですか?と聞かれることがあります。意図していたわけではありませんが、有難くも一番にこのアトリエに足を運んでくださり、作品を楽しんでくださるお客様がおられ、まずはそのお客様を大切にするため、愛芽が創作する新作展はいつもご来店下さるお客様が優先して観て頂けるようこのアトリエで開催しています

更に愛芽が大切にする世界感もこの場所で体感しながらご覧いただきたいと思います。

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Profile
-プロフィール-
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1999年  

名古屋トライデントデザイン専門学校雑貨クリエイト学科 入学

 

2001年~ 

専門学校卒業後名古屋の彫金師で筋を見て頂き、職人として彫金の世界へ進む。その後2店舗で彫金の経験を積み、独立を目指し個人でも活動しながら独立準備を進める  

2009年8月

共同アトリエで創作ジュエリーと絵のアトリエ「meme」オープン

2010年4月

長野県宮田村にて自身のアトリエ兼店舗を構える

    

2012年6,10月

JCAA<明日の巨匠>ルーブル美術館展ART     SHOPPING2012絵画入選・出展

 

2016年

作品テイストを水に定める

2017年

8月   memeから「愛芽」に改訂

10月 DTV×FOD配信ドラマ『花にけだもの』美術協力(蓮の花リング提供)

2018年

3月 中目黒MDPgallery「sakura pink展vol.3」グラフィック画出展

2019年

3月 チルチンびと春99号 scrambleページにて掲載

      中目黒MDPgallery「sakura pink展vol.4」絵画出展

9月 ブランドネームを『銀の滴ふるふるまわりに 金の滴ふるふるまわりに』

 

2019年

12月 そらのたね展vol.1開催

2020年 

2月 支援を目的としたそらのたねプロジェクトスタート 展示会を定期開催中

     

2022年

12月 チルチンびと冬114号チルチンびと広場にて掲載

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